【ねとらじ入門4】Winampとedcastの設定をしよう!

じじい小さてさて、前回のレクチャーまでで、

ネットラジオ配信に必要なツールは準備完了じゃったな。

今回は、それらのツールを使って、ねとらじのサーバーから

ラジオ放送をするための設定を行っていくぞい。

 

サイちゃん小インストールすればすぐ使えるのかと思ってたのに~。

なんだかめんどくサイね~。なんつって。

 

 

じじい小まあ、ここからが特にややこしいところじゃからな。

設定を間違うと、うまくサーバーに繋がらなかったりするから

注意して設定していくんじゃぞ。

 

サイちゃん小(サイだじゃれスルーされた……)

 

 

じじい小まずはWinampを起動して、

Winamp本体を適当に右クリックじゃ。

 

すると、こんな感じでメニューが出るじゃろ。

そしたら「オプション」→「設定」をクリックじゃ。

接続設定01

すると、下のようにWinamp設定の窓が開く。

窓の左側にある、メニュー項目の下の方「プラグイン」というのがあるから、

その中の「DSP/エフェクト」をクリックじゃ。

接続設定02

前回の手順でedcastが正しくインストールされていれば、右側のプラグイン一覧の中に

「edcast DSP v3」というのがあるはずじゃ。

それをクリックしてみると、下の図のようにedcastの窓がドーンと現れるはずじゃよ。

接続設定03

 

サイちゃん小……あ、出た出た!

これでWinamp側の方の設定はもういいの?

 

 

じじい小うむ、もうWinamp設定の方は閉じてしまってかまわんぞい。

ここからは、edcastの方の設定を行っていこう。

 

edcastの窓の中央少し下寄りに

「Connect」「Add Encorder」という二つのボタンがあるじゃろ?

まずはこの、「Add Encorder」ボタンをクリックしてみておくれ。

すると、すぐ下の空欄のところに、「Vorbis: Quality 0/Stereo/44100~」という一行が

新しく追加されるはずじゃ。

接続設定04

追加されたその行をダブルクリックすると、下の図のように接続設定の画面に切り替わるぞい。

ここにはたくさん項目があるから、ひとつずつ説明しながら設定していこうかのう。

接続設定05

①ビットレート

②クオリティ

これは両方とも、ネットラジオを配信する際の音質を設定する数値じゃ。

入れる値が大きいほど高音質になるが、配信するデータ量が多くなり重くなる。

デフォルトではクオリティ値での指定になっているが、

右側にある「Use bitrate」にチェックを入れるとビットレート値での指定になるので、

ここにチェックを入れてビットレートに「128」と入力しておくとよい。

ちなみに、ビットレート128(128kbps)で、だいたいCD音源と同じか若干下くらいの音質だそーな。

 

③サンプルレート

これはサンプリング周波数を表す数値で、これも音質とデータ量に密接に関わる値じゃ。

詳しい説明はまたの機会にすることにして、ここではひとまず「44100」を入れておこう。

 

④チャンネル

これは1を入れるとモノラル、2を入れればステレオ放送になる。

当然「2」を入れるべきじゃな。

 

⑤エンコーダータイプ

放送に使用するエンコーダーを選択する項目じゃ。

前回の手順でlame_enc.dllが指定のフォルダにきちんと入っていれば、

「MP3 Lame」というのが選択できるはずじゃから、それを指定する。

もし出なければ、lame_enc.dllがフォルダにちゃんと入っているか確認。

ちゃんと入っているのにそれでも出なければ、

一度Winampを終了して、立ち上げなおしてみるとよいぞ。

 

⑥サーバータイプ

これは接続するサーバーによって変わるのじゃが、ねとらじサーバーに接続する場合は

Icecast2」を指定する。

 

⑦サーバーIP

これは接続先のサーバーのIPを入れるんじゃ。間違うと上手く繋がらんから気をつけてな。

ねとらじサーバーの場合は「std1.ladio.net」と入れるんじゃ。

 

⑧サーバーポート

利用するサーバーのポート番号を入力する。

ねとらじサーバーの場合は、「8000」「8010」「8020」「8030」

「8040」「8050」「8060」「8070」「8080」「8090」が解放されていて

好きなポートを選ぶとよい。

それぞれ時間帯によって混み具合が違うから、なるべく配信の時に

混んでいないポートを指定すると、ラグや切断の少ない快適な放送ができるかもしれんな。

ひとまずこのレクチャーでは「8070」と入れておこうか。

 

⑨パスワード

利用するサーバーに接続するためのパスワードじゃ。

ねとらじサーバーに接続する場合は「ladio」と入れる。

頭文字は「r(アール)」じゃなくて「l(エル)」じゃから要注意じゃぞ。

 

⑩マウントポイント

自分の放送を識別するために、放送URLの一番最後につける任意の文字列じゃ。

「/(半角スラッシュ)」のあとに任意の半角英数字の組み合わせ

好きなようにつけてよいぞい。(ただしスペースはダメ)

このレクチャーでは「/saichan_radio」としておこうかのう。

 

⑪再接続までの時間

回線障害など何らかの理由で放送が切断されてしまった時に、

自動的に再接続を行うまでの時間(秒数)じゃ。

何も入れなければ再接続は行わないが、とりあえずここはデフォルトの

「10」の数値のままでよいじゃろう。

 

⑫音量の減衰

デシベル単位で、放送時の音を小さくしてくれる……らしいのじゃが、

これは使ったことがないのでよくわからんわい。

とりあえずはデフォルトの「0.0」のままで問題ない。

 

……とりあえず、ここまで設定すれば一応サーバーに接続はできるのじゃが、

ついでだから上側のタブにある「YP Settings」をクリックして

下の画面の項目も入力しておこうかのう。

接続設定06

これらは接続には直接関係はないのじゃが、放送する時に配信サーバーに

番組情報などのステータス項目として送信されるのじゃ。

放送を聴いているリスナーさんのプレイヤーによっては、

ここで設定されている情報を表示してくれたりするようなので、登録しておくとよいじゃろう。

 

⑬サーバーへの公開

「YP Settings」の各項目の内容をサーバーに送信するかどうかじゃ。

チェックを外すと各項目の内容は送信されなくなる。

 

⑭配信者名

⑮配信内容

配信者の名前と放送の内容説明じゃな。

全角文字でもOKなのでなるべく短くわかりやすく書くといいじゃろうな。

 

⑯放送に関連するWEBなどのURL

これは放送に関連するWEBページやBBSがある時に、そのURLを入力する項目じゃ。

たとえばおたよりコーナーを投稿してもらうBBSなどを作って、

そのURLをこの項目に入れておく、といった使い方ができるのう。

放送用のURLとは違うので要注意じゃぞ。

 

⑰放送内容のジャンル

放送する内容の簡単なジャンルのようなものを書いておくとよい。

聞く人の好みのジャンルかどうかの参考になるかもしれん。

入力例としては、「Talk」「Music」「Horror」といったような感じかのう?

 

サイちゃん小とりあえず、おじいの説明を参考に、

それぞれの項目を入力してみたよ!

 

接続設定07

接続設定08

 

じじい小うむ、バッチリじゃ!

ちなみにこの記事を見ている人は、

上図の例をそのまま入力してもよいが、

 マウントポイントだけは自分の好きな文字列にするんじゃよ。

じゃないと色々な人が同じ放送URLで放送することになってしまうからの。

 

サイちゃん小あ、おじい、その放送URLについてなんだけど。

サイちゃんの放送URLってどうなるの?

 

 

じじい小放送URLは、

「http://(サーバー名):(サーバーポート番号)/(マウントポイント).m3u」

となるのじゃ。

これまで設定した各項目の内容をこれに当てはめていけば、

自分の放送URLになるというわけじゃな。

 

サイちゃん小じゃあ、サイちゃんの場合は……

「http://std1.ladio.net:8070/saichan_radio.m3u」

だね!

 

じじい小うむ、正解じゃ!

接続するサーバーポート番号やマウントポイントを変更すると

URLもそのつど変わるから気をつけるんじゃぞ!

では、次のレクチャーではいよいよ、実際に放送のテストを行ってみようかのう。

 

サイちゃん小お~!!!

いよいよサイちゃんも、ネットラジオデビューだよ~!!

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